MID関数 : Access(アクセス)

Access関数へ

MID関数とは、文字列の指定した位置から、指定した文字数を返す関数です。

MID関数をクエリとフォームで使用したサンプルと、INSTR関数を組み合わせ、検索結果から取り出すサンプルを掲載していますので、参照してください。

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MID関数の構文

MID(文字列 , 取出す文字位置 , 取出す文字数)
例えば、MID("あいうえお",3,2)ならば「うえ」が返ります。


下の顧客名簿テーブルを使用します。
顧客名簿テーブル

MID関数をクエリで使用したサンプル

上の郵便番号フィールドを、前3桁と後4桁に分けて表示します。

クエリを作成し、下記のフィールドを追加します。
前:MID([郵便番号],1,3)
後:MID([郵便番号],4,4)
MID関数をクエリで使用する

これで郵便番号を分割することができました。
郵便番号を分割することができた

MID関数をフォームで使用したサンプル

顧客名簿テーブルをレコードソースにしたフォームを作成します。
2つのテキストボックスを配置し、コントロールソースに下記を入力します。
前のテキストボックス : =MID([郵便番号],1,3)
後のテキストボックス : =MID([郵便番号],4,4)
MID関数をフォームで使用する

これで、レコードを移動しても、郵便番号を分割し表示します。
関数を使っているので、修正などの入力はできません。
郵便番号を分割し表示できた

MID関数とINSTR関数を組み合わせ、検索結果から取り出す

INSTR関数は指定した文字を検索し、見つかった位置を返します。
顧客名はスペースで姓と名が区切られているので、このスペースを検索し、姓と名に分けます。

下記の式を入力します。
姓:MID([顧客名],1,instr([顧客名]," ")-1)
1文字目からスペースが見つかった位置-1までが、姓になります。

名:MID([顧客名],instr([顧客名]," ")+1,len([顧客名])-instr([顧客名]," "))
スペースが見つかった位置+1から、(顧客名の長さ-見つかった位置)の文字数が名になります。
MID関数とINSTR関数を組み合わせた式を入力

実行すると、姓と名が分割されています。
姓と名が分割された
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